この母にしてこの子あり

平安時代、天台宗の僧・源信は、浄土に往生する教えを説いた。村上天皇にご進講し、褒美の品を賜ると、それを母に送った。すると母は現世の名利を嘆き、息子を激しく戒めた。『生命の光』誌の編集員・河盛尚哉さんも、母の感化で信仰の道を歩むようになった。